米国時価総額ランキングとPSRの考察


米国企業時価総額ランキングTOP30

時価総額と予想売上高(単位は十億ドル)データは現地8/3時点
Apple、Microsoft、Amazon、Alphabet、Facebook、Berkshire Hathaway、Visa、Johnson & Johnson、Walmart、Procter & Gamble、Mastercard、JPMorgan Chase、UnitedHealth、Home Depot、Tesla、NVIDIA、Verizon、PayPal、Netflix、Bank of America、Adobe、Pfizer、AT&T、Disney、Merck、Intel、Cisco Systems、Coca-Cola、Comcast、Pepsi

米国企業上位30社の考察

・上位30社の時価総額の合計はなんと13兆4,636億ドル(1,400兆円)にものぼる。
・Apple、Microsoft、Amazon、Alphabet、Facebookの5社だけで6.8兆ドルと約半分を占める。
・上位30社の今期の予想売上高の合計は3.4兆ドル。時価総額13.46兆ドルに対するPSRは3.9倍

PSRランキング
1.Mastercard 19.97
2.Visa 18.66
3.NVIDIA 18.47
4.Adobe 16.88
5.PayPal 10.87
6.Microsoft 10.48
7.Tesla 9.35
8.Facebook 9.00
9.Netflix 8.85
10.Apple 6.90
29.UnitedHealth 1.12
30.Walmart 0.67

PSRは会社の価値が売上高の何倍かを測る指標
PERは会社の価値が利益の何倍かを測る指標

株価のバリュエーションを図る上でPERは有効な指標ではあるが、売上高と時価総額を比較するPSRを合わせることで全体像がよく見える。特に時価総額上位の高PSR企業は基本的に利益率が高い優良企業が多く、下位にいくほど単なる割高企業が増えていく。PERが使えない赤字企業のバリュエーションを測るのにも有効だ。

・カードネットワークとソフトウェア企業が軒並み上位でビジネスモデルの優位性を示している。
・NVIDIAやAdobeのように特定分野を完全に独占している企業の利益率はやはり高い。
・時価総額が1.6兆ドルのマイクロソフトのPSRは10倍と高い
・製造業、それも自動車メーカーのテスラの9.35倍はかなりの水準だ。
・時価総額が年間売上高よりも低かったのはWalmart1社のみ。

日本企業時価総額ランキングTOP30

時価総額と予想売上高(単位は百万円)データは8/4終値
トヨタ自動車、ソフトバンクG、ソニー、キーエンス、日本電信電話、NTTドコモ、中外製薬、KDDI、ソフトバンク、第一三共、任天堂、ファーストリテイリング、武田薬品工業、リクルートHD、三菱UFJFG、ダイキン工業、信越化学工業、ホンダ、日本電産、オリエンタルランド、東京エレクトロン、村田製作所、JT、三井住友FG、HOYA、花王、エムスリー、ファナック、伊藤忠商事、SMC
※予想売上高については会社予想または市場予想を利用。

日本企業上位30社の考察

・時価総額の合計は約200兆円で東証の約3分の1を占める。
・30社の予想売上高の合計は124兆円程であり、時価総額200兆円に対するPSRは1.6倍。

米国上位30社の時価総額は約1,400兆円でありの日本の約7倍。日米で最も異なるのは大型株の成長率。

PSRランキング
1.エムスリー 25.80
2.キーエンス 19.05
3.オリエンタルランド 15.04
4.中外製薬 11.15
5.ファナック 8.91



24.ソニー 1.39
25.トヨタ自動車 0.89


29.ホンダ 0.40

・自動車2社を含め30社のうち6社の時価総額が年間売上高を下回った。
・エムスリーの時価総額は既に予想売上高の25倍とかなりの水準。
・ホンダの時価総額は年間売上高のわずか4割。

まとめ
・日本の上位30社の価値は年間に生み出す売上高の1.6倍と見なされている。
・米国の上位30社の価値は年間に生み出す売上高の3.9倍と見なされている。
・PSRが高い要因として米国のPERが高いこともあるが、稼ぐ力が圧倒的に違う。