決算シーズンは続く


先週までにS&P500企業の2018年第4Q決算はほぼ3分の2を消化したが、注目のSaas系企業の決算はこれから始まる。

トゥイリオ TWLO 2月12日
インテュイット INTU 2月21日
オートデスク ADSK 2月28日
ワークデイ WDAY 2月28日
セールスフォース CRM 2/26~3/4
アドビ ADBE 3月14日

(※日付は全て現地で変更になる可能性あり)


ただSaas銘柄は年始以降の上げ幅が大きく、明らかに好決算を先取りした動きになっている。しかもコンセンサスは高めでPERも過大だ。いい数字は織込み済みで悪材料に対しては過敏に反応する可能性が高く、つまりは危険度は極めて高いということだ。


しかし上記の挙げたソフトウェア企業はいずれも長期的に有望で、仮に下げたとしても冷静な対処が必要であろう。個人的には以前にも述べた通りトゥイリオ、オートデスク、アドビに注目している。



また2/14にはソフトバンクが全株売却したことが判明したエヌビディアの決算も注目されている。ウォールストリートジャーナルによると、世界の半導体売上高は2018年に過去最高を記録したとのことだ。前年比+13.7%の4,688億ドルにのぼり、半導体の出荷台数は初めて1兆個を突破したとのことである。


ただIT大手のデータセンターへの投資は鈍化してきており、私は2019年において半導体株は非常に厳しい展開を予想している。数年前から半導体については「スーパーサイクル」という強気論がはびこっていたが、やはり私は短命な業種だとつくづく思う。また個人が長期で保有するには非常に向かない業種だと思う。